揚重システム導入の目的は、技術ある職人さんに、材料の運搬に費やす時間を極力減らし、本来の技術を生かす時間をおおくし、作業効率を上げてもらうのが最大の目的です。

複雑に絡み合う現場諸条件及び諸問題を包括的に処理し、汎用機器及び工事用ELVの運行を一元管理することで、揚重作業の効率向上、コスト削減を図る。

この効率化等の諸問題を解決するために『綿密な揚重管理』を導入することが不可欠であります。以上の観点から、現場での揚重ルールを定め、その管理を揚重管理専門業者により組織的に且つ綿密に行い(その管理組織『揚重センター』と呼ぶ。)円滑な揚重作業運営を期する事とします。

従来の揚重現場システム

私たちは今まで、揚重予定や揚重資材の申請を紙ベースでの書類にて、FAXや電話または手渡しで確認・決定してきました。また、それらの申請書を基に管理者が情報のサマリーをする作業をし、監督者への報告のための資料作りもしてきました。

・過去の情報資産として保管管理はできているでしょうか？

・物理的な移動時間や知的作業時間にどれほどの時間をかけているでしょうか？

また、現場での「予定情報の見える化」という観点から協力会社や作業員と、どれだけの情報が共有できているでしょうか？もちろん卓越した管理者が存在すればそれも可能であります。しかしながら、一方で管理者がこれら作業に時間を割かなければいけないことも事実であり、現場の作業時間を犠牲にしている部分も少なからずあったはずです。

アットワークの揚重システム

私たちが提供する揚重システムのアプリを使用することのメリットは、

・管理工数の削減

・情報の共有力にあります。

揚重実績アプリ「えれ兵衛」の利用では、ipadでの入力は1回５秒～１０秒程度で可能ですし、その入力データはクラウドデータとして、管理者のアカウント保持者が現場単位で日別、月別などで常に実績を確認することが可能です。また、今まで紙ベースの利生から作成していたサマリーの作業にも手間はかかりません。これは揚重作業管理者にとって大きなメリットです。

揚重予定管理アプリ「えれ助」の利用では、スマホから揚重協力会社に予定を入力してもらい、管理者用の「えれ助ぷろ」にて予定の確認と決定作業を行うことで終わります。後は各々のタイミングでその日の予定揚重確認すればいいという事です。現場管理者、作業者、協力会社が同じ予定情報を確認することで、現場のギャップがなくなり、揚重作業の前後の作業自体もスムーズに行うことに協力します。もちろん「えれ兵衛」同様に予定の一覧もExcel出力することが可能になるため、データ分析も楽々可能です。